激愛

「ねえ、そんなことより、こんなに朝早くどうしたの？何かあった？」




「はあ？何かあったって・・・・お前全然わかってねえな」




「わかってないってなによ、そんなことよりお腹空いたから食べながら話さない？よければだけど食べてってよどうせ食べてないんでしょ」




「あ？まあ食べてねえけど・・・」「じゃあよかった何にもないけど食べてってよ～そこ座ってて！」




あたしが朝御飯の味噌汁や鮭を温めているとカウンター前にあるテーブルに座る彼



温め終えると御飯をよそって彼の前に置く



何故か妙に視線を感じたけれど気にせずにおかずを置いて自分も席に着いた




「どうしたの？冷めちゃうから早く食べて・・・！」



「あ・・・ああいただきます」




何故か固まっている彼を怪訝に思いながら食事を始めた



あ～やっぱり朝御飯はパンじゃなくて御飯だわ～そんなことを思って食べていると龍さんがくすっと笑いを浮かべていた



「な・・・なによ？」　「いや、幸せそうに食ってんなって思ってさ」




「はあ？どうせ大食いだとでも言いたいんでしょ？お腹空いてたんだからしかたないじゃん
そんなことよりさっきの質問！」




「さっきの質問？ああ朝早くどうのって？神龍の姫、瞳のこと迎えに来たに決まってんじゃねえか」




さらりとそんなことを言ってのけると味噌汁をごくりと飲み干した