激愛
「な・・・なんでお迎え?」



「・・・は?」




「いや、わざわざ迎えに来られなくてもちゃんと学校には行けるし・・・・」



あたしの呟きに深い溜息をつく龍さん


呆れたようにあたしを一瞥するとごくりと熱いお茶を飲みゆっくりと話し出した



「お前は今日から神龍の姫・・・・わかるか?」



「あ・・・うんそうだけど・・・・」 「神龍の姫は護衛が常につくって言われたの忘れたのか?」




あ・・・・そうだった!そういえばそんなことを!


でも次期総長直々になんてあたし聞いてないし・・・・



「今日は初日だから俺が迎えに来た・・・・」



「・・・えっ」




「ふっ、まあ一週間も送り迎えすれば噂が噂を呼び瞳が俺の女だってことが知れ渡るだろ!いいからさっさと食え置いてくぞ」



「あ・・・・・うん、でも送ってくのはわかったけどもしかしてあの車・・・?」



「ああ、車だけどそれがどうした?」



車なんかで行ったら絶対に目立つ!うちの高校車なんかで通学してる子なんて滅多にいないし



加えて龍さんみたいなイケメンで目立つ人間と一緒に車で登校なんて・・・・




歩いて登校しよう!そう提案した自分が浅はかだったと気付くのはすぐのことだった
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