激愛
「あ・・・車は目立つからやだなあ~なんて・・・」




「あの車が嫌なのか?」




「あ・・・うん出来れば歩きのほうがいいかな~なんて・・・そんな車で行くほどの距離でもないし」




「まあいいけど、どうなっても俺は知らねえからな後悔すんなよ」




そう言い放つと箸を置きご馳走様と言う彼



後悔すんなってどういうこと?まあいいやあんまり考えるのはよそう



「御飯おかわりあるけど・・・もういいの?」



「ああ、うまかったよもう腹一杯だし・・・でも瞳がこんなに料理が上手なんて俺としては予想外で驚いた」




「・・・・・あのさ~驚きついでで悪いんだけど今日の朝御飯お父さんが作ったんだけどおいしかったって後で言っとくわ」




「あ~どうりでうまいと思った、ふ~ん親父さんが作ったのか」




「あのねえ今日はたまたまお父さんが作っただけでいつもはあたしが「わかったから!うだうだ言ってねえで早く行くぞ!歩いて行くんなら早くしろよ」



「ちょ・・・・ちょっと待って!」




食べ終えた食器を流しにほうりこむとマンションを後にする



戸締りはしっかりしろよ!なんて言う龍さん・・・・なんか新婚さんみたいじゃん




鍵を締めながらそんなことを思ってひとり赤くなっていた
< 147 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop