激愛
「龍、とりあえず喜一にも襲った奴の顔なんかを見てないか聞いてみるけど今の時点では
警備を強化して少し様子をみたほうがいい」




「くそっ・・・!」




龍さんが目の前のテーブルを蹴とばすと信吾君の方まで転がるように飛んでいく




「ひゃっ!!」 「りゅ・・・龍さん!物にあたるの止めようよ~瞳ちゃんもびっくりしてんじゃん」




「そうだぞ龍・・・・ここで癇癪起こしてても仕様がない取りあえずは様子見だ、いいな」




総長の矢島さんは龍さんに言い聞かせるように呟く



それからのあたしは当然行き帰りはもちろん放課後何処かに行くんでも護衛が付くことになった



可能な限り龍さんが一緒にいてくれるらしいけど無理な時は神龍の人達が付いてくれるようになったみたい




なんだか不安で仕様がないけどそれからはあたしの不安を倍増させるようなことが次々と起こる




あたしが神龍の溜まり場に顔を出した日を境に神龍のメンバーが次々と闇討ちにされて病院送りにされたのだった




不思議なことに必ず一人でいる時を狙ってくる



それも数十人の黒覆面の集団で・・・・




何処の誰だか見当も付かない敵に神龍の不安はピークに達していた
< 175 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop