激愛
でも待って・・・・確かこの目の前の美少女は今森田秀一って言ったよね?



龍さんの弟さんの秀一さんが一緒に竜谷高校に調べに行ってくれるってことだったんだけど




でも目の前にいるのはどう考えてもどこから見ても女の子だし・・・あれ?



一体どういう・・・・「瞳?なにぼーっとしてんだよ?」



「あっ、ううん・・・・ちょっと混乱してるっていうか・・・考え中?」



「あ?あ~もしかしてあいつのことか?」



龍さんはあたしの隣に座り込んで灰皿を置くと台所に消えた彼女を指さした



「ふっ・・・まあ無理もねえか、あいつは俺の弟の秀一・・・で瞳と一緒に二週間竜谷に行く予定のお前の護衛今日逢わせようと思って連れて来た」




「えええええっ!!」  「瞳、おま・・うるせえぞ」




「だ、だって・・・・ってことは秀一くんって「正真正銘男の子だよ~」



コーヒーカップが三つ乗せられたお盆を持つにこやかにほほ笑む美少女ひとり



彼女が・・・男の子?!う・・・嘘でしょ?




「驚いた?でも学校ではちゃんと男子の制服着てるからわかんないかもねえそれにあたし普通科だからあんまり特進コースには行かないし・・・」




「これはこいつの趣味みてえなもんだからあんま気にすんな・・・・せっかくだからドーナツ食おうぜ」




物凄くキャラの濃いふたりとドーナツを食すあたし・・・でもふたりと居る空間は決して嫌じゃなくてむしろ心地よくて思いのほか話が弾んでいた
< 200 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop