激愛
「龍がここのドーナツが大好きだから買って来たんだけどどれがいい?あたし的にはこの生クリームが入ったやつがおすすめ~」




「あ~おいしそう!じゃあそれいただきます」



「うん、食べて食べて~龍はこのチョコがかかったやつだよね?」




秀一君が龍さんのお皿に取り分けるとぱくりと食べ始める・・・・なんだか以外



龍さんって甘いもの好きなんだ~なんだか可愛いかも



でもこうやって見ると何処となく目元が似てる気がする



美少女とイケメンが並んで食べてる姿ってのもなかなか絵になるな~



ふたりを交互に見つめていると視線を感じたらしい龍さんと目が合った



「なんだよ?言いたいことがあんならはっきり言え」



「いや、こうやって見ると流石兄弟似てるな~って思って・・・特に目元が」




「そう?そうかな~まあ似てるって言われることもあるし色々だけどね」



そう答えるとコーヒーを飲み別の話題に振ってしまった秀一君



一瞬表情が曇ったのは気のせい?あたしは咄嗟に家族の話題には踏み込まないほうがいいと感じた




秀一君とは逢ったばかりだし龍さんの家のこともよくは知らない



秀一君が今はやりのコスメや服の話になったので黙って聞いていたけど・・・



龍さんはコーヒーを飲みながら何かを考え込んでいてあたしは黙って見ているしかなかった



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