激愛
黒のブレザーに真っ白なブラウス、そして黒と赤のチェックのプリーツスカート



スカートと同色のリボンと黒いハイソックス・・・・うん可愛い



文句なしに可愛い、とっても気に入っちゃった



でも竜谷みたいな不良校でこの制服の可愛さってなんなんだろう



「これってある意味女子生徒の入学増を狙ってたりする?」



「ある意味そうかもねえ・・・でも瞳ちゃん・・・」



「なあに?秀一君」



あたしは神龍の溜まり場である倉庫の二階、奥にある総長部屋の鏡の前でくるりと前を向いた



じっとあたしのことを食い入るように見つめている秀一君



なんだろう・・・あたしそんなに変かな?どこかおかしいかな?



あたしはなんだか恥ずかしくなりぽつりと秀一君に問いかけたんだけど・・・



「瞳ちゃんってば可愛すぎだよ~これは気合入れて守らなくちゃ!あたしの傍離れちゃ駄目だからね」




「うん・・・・よろしくね秀一君」「あ~竜谷では偽名使うから、う~ん秀美とでも呼んで」



「じゃああたしは・・・「成美って名前は嫌か?苗字はそのままで成美って名前で手続き済ませといた」



「龍さん・・・・」 「あっ・・・龍一~来てたんだ総さんも」



何時の間に来ていたのか振り返るとノックをして入ってくる二人の姿が見えた







< 203 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop