激愛
「龍・・・・成美って偽名・・・本気なの?」



「ああ、瞳は俺にとっても神龍にとっても大事な女だからいいんだよ」



「秀一君、それだけ瞳ちゃんの存在は龍にとって大きいから偽名は成美にしたんだろ」



「ふ~ん龍ってば本気なんだ・・・へ~」



なんだか意味不明な会話を繰り広げられて疑問符が浮かんでは飛ぶ



偽名の成美さんって誰・・・?龍さんの彼女?それとも元カノ?



まあ名前なんてなんでもいいけど、なんか気になるな



よほど呆けた顔をしていたんだろう、クスクス笑いながら総さんがあたしの頭をくしゃりと撫でた



「瞳ちゃん、成美って名前龍の元カノの名前とか思ったでしょ?」



「え・・・・あ・・あの違うんですか?」 「違うに決まってんだろ」



「瞳ちゃん、成美って名前は龍の亡くなったお母さんの名前だよ」



え・・・お母さん?驚いて秀一君と龍さんの顔を交互に見つめる



「お母さんの名前って・・・そんなの「いいんだよ、お前は俺の命の恩人でもあるからなそれよりお前耳にピアスとかできるか?」




「へ?ピアス?あ~うん出来るけど・・・今はしてないから塞がってるかも」



あたしがそう答えると龍さんは自分の耳にしてある片方のピアスを取るとあたしに差し出す




「お守りだ、GPSが付いてる」龍さんの手のひらに青い石の付いたピアスが乗っていた



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