激愛
第18章
こんなイケメン、一度会ったら絶対忘れないよね?



じっと彼を見つめながら記憶の糸を辿る



そんなあたしを見つめる彼の表情が今までと打って変わって柔らかくなるのを見逃さなかった



どきりと心臓が波打つ・・・・




あたし達を最初見た時の険しい表情とは違いうっすら笑顔を浮かべる彼



こんなイケメン君にそんな顔されたらドキドキしちゃうじゃないのよ~



でも、待って!なんだかこの顔見たことあるような・・・・?



はて、どこだったっけ?思いを巡らせていると傍らに居た秀一君が問いかけた




「ねえ、一体どういうことよ?彼と知り合いなわけ?そんなことあたし聞いてないけど?」




「あ~そのことなんだけどあたし今記憶の糸を辿ってると「俺と瞳は幼馴染だ・・・」




・・・・・え?今なんて・・・?




「信じられないかもしれないけど瞳と俺は幼い頃逢ってる・・・六歳の頃別れたきりだから逢うのは10年ぶり位か」




六歳の頃、別れたきりって・・・その頃ってまだ保育園とかに行ってる頃だよね



保育園?そう言えばあの頃つーくんって可愛い男の子がよく苛められていたのを憶えてる





え?待って・・・・もしかして?!
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