激愛
幼稚園の頃からの親友の美香ちゃん



同じ幼稚園に通い家も近いことから自然と仲良しになったあたし達



クラスこそ違えど帰りは毎日のように一緒に下校していた



あたしにとって親友である美香ちゃんとの下校時間はこの当時貴重な自分の時間であり癒しだった



もちろん悩み事や学校でのこと気になる芸能人のこと、美香ちゃんになら何でも聞いてもらえたし話すことができたし美香ちゃんもそうだと思っていた



だから逢った瞬間、美香ちゃんの顔を見た瞬間何かあったんだと咄嗟に思った



「美香ちゃん遅れてごめんね！」




「あっ瞳ちゃん！あたしこそ今来たばっかりなの気にしないで」




そう言いながらあたしが外靴を履きかえるのをじっと見つめている美香ちゃん



どうしたんだろう・・・・美香ちゃんなんか様子が変だ




何が変なのって他の人は思うかもしれないけど、今日に限って言えばあたしと目を合わせようとしないし・・・・




あたしはひとりで悩んでいるより打ち明けてほしいと思い、思い切って美香ちゃんに尋ねることにした




そんな彼女が驚いたように目を見開いたあと聞こえてきた言葉は意外な言葉だった




「・・・・は？今なんて？」




思わず自分の耳を疑って言葉を失った
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