激愛
第20章
「ねえ・・・・ふたりともいつまでそうしてるつもり?なんだかものすご~く空気が重いんですけど」
秀一君は段ボールの荷物を背にしてもたれかかりながら龍さんとあたしを交互に見つめる
今日は龍さんのマンションの引っ越しの日
お父さんの転勤の三日前にお引越しが決って神龍のメンバー達数人を動員してるって訳
引っ越し業者を頼むほどの量でもないし、なによりそんなに距離も遠くない
忘れ物があれば取りに行けばいいし・・・・でも隼人の荷物も多少あったりするのでこうしてメンバーを引き連れてのお引越しになったんだけど・・・
気まずい雰囲気になったのは前の晩に大事な話があるからと龍さんが我が家に突然来たのがきっかけだった
「どうしたの?突然?何か緊急事態でもあったの?」
「瞳・・・・学校のことなんだがお前もう竜谷には行かなくていい!潜入捜査はもう無しだ」
「え・・・?なに?え?ってどういうこと!」
「どういうって・・・まあそういうことだ「そんなの納得いかないし!まだ何も掴めてない」
あたしは視線を合わせようとしない龍さんに喰ってかかった
黙って訳も言おうとしない龍さんになんだか無性に腹が立って仕方ない
ここ最近は一時期よりも鳴りをひそめている黒覆面の集団
でも急に大人しくなったのも不気味と言えば不気味、侮ってはいけないとあたしは思うんだけど・・・・
秀一君は段ボールの荷物を背にしてもたれかかりながら龍さんとあたしを交互に見つめる
今日は龍さんのマンションの引っ越しの日
お父さんの転勤の三日前にお引越しが決って神龍のメンバー達数人を動員してるって訳
引っ越し業者を頼むほどの量でもないし、なによりそんなに距離も遠くない
忘れ物があれば取りに行けばいいし・・・・でも隼人の荷物も多少あったりするのでこうしてメンバーを引き連れてのお引越しになったんだけど・・・
気まずい雰囲気になったのは前の晩に大事な話があるからと龍さんが我が家に突然来たのがきっかけだった
「どうしたの?突然?何か緊急事態でもあったの?」
「瞳・・・・学校のことなんだがお前もう竜谷には行かなくていい!潜入捜査はもう無しだ」
「え・・・?なに?え?ってどういうこと!」
「どういうって・・・まあそういうことだ「そんなの納得いかないし!まだ何も掴めてない」
あたしは視線を合わせようとしない龍さんに喰ってかかった
黙って訳も言おうとしない龍さんになんだか無性に腹が立って仕方ない
ここ最近は一時期よりも鳴りをひそめている黒覆面の集団
でも急に大人しくなったのも不気味と言えば不気味、侮ってはいけないとあたしは思うんだけど・・・・