激愛
まあ、結局竜谷で調べる件は龍さんがあたしの主張に根負けして一週間期間を延ばして調べることになった




清風のほうは休学扱いになっているけど休むのはあと一週間くらいが限度



勉強のほうも気になるし秀一君もあたしに合わせてあと一週間ほど竜谷にいることになった



秀一君は竜谷の制服がお気に入りなのか手放しで喜んでいたけど彼が本当に喧嘩が強いのかは甚だ疑問




見た感じ清楚な美少女にしか見えないんだけど・・・そんなことを思いあぐねていると耳に龍さんの声が響いてきた



「それよりせっかく学校も休みにしたんだから昼飯何か食いにいかねえ?俺の行きつけの店でよければ今から電話しとくけど」




「え?なに?お昼?あ~でも隼人がいるし行くところ限られちゃうよね」



「は?なんだそんなことか・・・んなもん貸切にすればいいだけだ、準備しとけよ?隼人の飯も用意しとくように言っとくから」




そう言って立ち上がるとスマホ片手に立ち上がる龍さん



抱っこしていた隼人をあたしに預けると何処かに電話をし始めた



そういえば龍さんって森田財閥の御曹司なんだった、すっかり忘れてたけど・・・・



っていうか貸切って・・・何処を貸切にすんのかわからないけどそんなことをさらっと言ってしまうところが一般庶民とは違う所




龍さんとの感覚の違いに戸惑いながらもそそくさと準備を始めた



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