激愛
あたしは親友の頼みを断りきれず放課後、美香ちゃんの告白現場である待ち合わせの
体育館裏にこっそり来た



吉田先生は20代後半位の中々のイケメンの先生



その当時の小学校の女子がみんな憧れる存在だった



そんなあたしの担任に恋した親友の美香ちゃん



この恋がどうなるかわからないけどあたしは美香ちゃんを応援したいと思っていた



「美香ちゃん遅いな・・・・・」




時間も場所もここって言ってたのにどうしたんだろ



なにかあったのかな?先生来ちゃうし!あたしはどうすればいいのよ



やっぱりあたしから美香ちゃんの気持ちを言うのはなんか違うよね?




ここはやっぱり本人から言うべきだよね




ぶつぶつ考えていると背後になにやら人の気配がしてあたしは振り向いた



「あっ・・・先生!」




「矢追!こんなところに呼び出して何の用だ」



「あ・・・あのですね実はお話がありまして・・・・」




「話・・・?ふ~ん」





先生はふっと微笑むとあたしに歩み寄る・・・思わず身構えて瞬間的に後ずさりした
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