激愛
「俺がなんでそいつのこと「りゅ・・・龍さんあの、誰かお客さん来たみたいなんだけど」




あたしが言いかけると再び鳴った玄関のインターホン



龍さんはめんどくさそうに舌打ちをすると溜息をついた



「宅配便かなんかだろ・・・・無視して構わねえ」



「え・・・・でも」




相変らず鳴りつづけるインターホン



こんなに鳴り続けるってことはよほど大事なお客様なのか急用なのかも・・・・



無視しろって龍さんは言うけどそれはよくないよね



龍さんが気になるって女の人が誰なのか気になるけどまあ仕方ない




厚かましくも気になる女ってもしかしてあたし?




・・・・・なんてことが頭を掠めたけど、それは万が一にもない・・・よね




あたしはゆっくり起き上がると龍さんのほうをちらりと見た



「なんか大事なお客様かもしれないよ?早く出て」




「俺は瞳との話の方が大事なんだけど・・・?」「子供みたいなこと言ってないで早く出て!
あたしとの話なら何時でも出来るでしょ?ほら早く!」





龍さんはあたしの言葉に再び舌打ちをすると名残惜しそうに部屋を出て行った





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