激愛
ぎゅっとウエストに回された腕に力を込めて離さないと言わんばかりに抱きしめてくる



耳元に龍さんの吐息がかかってぞくりと背筋が泡立った



「いい匂いする・・・・お前シャワー浴びた?」



「うん、隼人と一緒に浴びたよ」



「ちっ・・・・隼人ばっか狡いんじゃねえ?俺以外の男と風呂入るなんて瞳は俺の女だろ?」



そんな子供みたいなことを言いながらあたしの頬にそっとキスをしてくるあたしの彼



なんだか妙におかしくってくすくす笑ってしまうけど龍さんのキスは止まらない




「ちょ・・・ちょっと!そんなにくっつかれたら何にも出来ない~隼人に早くご飯あげないと」



「瞳は小さくて抱き心地いいから離れたくねえんだけど?」




思わず振り返ったあたしの額にそっとキスをしてくる彼



呆れながらも苦笑いを浮かべるあたしに再び掠める龍さんの唇




龍さんの彼女になってわかったことのひとつにこのキスがある



隙あらばキスをしてくる彼はとんでもないキス魔




外に居る時もところ構わずしてくるのでそれは止めてってお願いしてるけど




今日もキスの雨を降らせる彼に慣れてしまった自分がちょっと怖い





ふと思う、こんなに幸せでいいんだろうか?なんて・・・・
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