激愛
え?行かなくていいって・・・一体どうして?



まだ全然手掛かりすらもあたしは掴めてはいない




まだ自分の役目すら果たしてはいないというのに・・・・




「神龍のメンバーが瞳が転入したと同時位に自発的に調べてたみてえなんだよ」



「え?自発的にってどういう「女のお前にばっかり動いてもらうのは申し訳ないとでも思ったんじゃねえの?」




「そんなの・・・・」




「まさか本当に竜谷に転入してまで調べるとは思わなかったみてえだぞ、あいつら俺に内緒で密かに調べてたらしい」




龍さんはバターを塗ったトーストの最後の一口を食べ終えると再び話し出した




あたしが竜谷に潜入しても黒覆面の集団の詳しいことは誰に聞いてもわからない謎の集団




それがもしやわかったのかもしれないという期待感にあたしはどきどきしながらコーヒーカップに注がれた熱いコーヒーをごくりと飲み干した




「とりあえず黒覆面の集団のボスが女だってことだけはわかったらしい」



・・・・は?お、女?えっ・・・・まさかそんなことって




てっきり聞いてるイメージだけだともっと屈強な男を想像してたんだけど・・・・




でもなんで女ってわかったんだろ
< 333 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop