激愛

第２７章

「とにかく竜谷にいられても守りようがねえから瞳は来週から清風に戻ってこい！」




この龍さんの鶴の一声であたしは清風に戻ることになった



つーくんはかなり渋っていたけど春姫さんは妙にご機嫌で・・・・




「俺に出来ることならなんでもするから・・・うちの学校のものにも瞳のことを守ってもらうように通達を出しておくよ、この辺りの警備もするように言っておくから」




つーくんはそんなことを言いながら別れの時名残惜しそうにあたしの頬にそっと唇を寄せた




迎えに来ていた龍さんがそれを偶然みていて烈火の如く怒ったのはいうまでもなく・・・



「あいつ・・・瞳の幼馴染だかなんだかしらねえが絶対許さねえ！この件が片付いたら俺がしばいてやる」




・・・・なんて物騒なことを言って宥めるのに苦労したんだけどあたしにも隙があるとかなんとかって言ってお仕置きだ！なんて言う始末




相変らず秀一君はあたしのボディガードでがっちり固めてるし





清風に戻ってからはトイレにまで神龍のメンバーが付いてきてあたしは今やちょっとした有名人




妙な書き込み、誰が投稿したのか全く分からないサイトへの書き込みは、はじめは怖かったけど流石に日にちが経つと恐怖感も薄れたある日その人は突然予告もなくやってきた