激愛
「あの・・・どうぞ、お砂糖とミルクは」
「ありがとう、あたしコーヒーはブラックで飲むから結構よ」
リビングのソファに座り優雅な仕草でコーヒーを飲む女性
あたしの目の前に座るこの女性こそ龍さんの婚約者であり未来の伴侶
松上商事という有名な企業のお嬢様でもある
そんなお嬢様が何故突然の訪問?
もしかしてここを出ていけとか言われたりするの?
だとしたらあたしは隼人と一緒に出て行かなくてはいけないよね
たとえ龍さんが何と言おうと響子さんが婚約者であることには変わりはないのだ
悲しい現実に打ちひしがれていると傍らに仕える田所さんに響子さんが目くばせをする
真っ白な封筒を響子さんに差し出すとネイルの施された綺麗な手にその封筒が渡った
すっとあたしの目の前に差し出された一通の封筒に視線を移すと鈴の鳴るような響子さんの声が耳に響いた
「これ・・・・あたしと龍一さんの婚約式の招待状、瞳さんにも是非来て欲しくて今日は伺ったの」
婚約式・・・・?!え?思いもかけない言葉に思考がストップして固まるしかなかった
「ありがとう、あたしコーヒーはブラックで飲むから結構よ」
リビングのソファに座り優雅な仕草でコーヒーを飲む女性
あたしの目の前に座るこの女性こそ龍さんの婚約者であり未来の伴侶
松上商事という有名な企業のお嬢様でもある
そんなお嬢様が何故突然の訪問?
もしかしてここを出ていけとか言われたりするの?
だとしたらあたしは隼人と一緒に出て行かなくてはいけないよね
たとえ龍さんが何と言おうと響子さんが婚約者であることには変わりはないのだ
悲しい現実に打ちひしがれていると傍らに仕える田所さんに響子さんが目くばせをする
真っ白な封筒を響子さんに差し出すとネイルの施された綺麗な手にその封筒が渡った
すっとあたしの目の前に差し出された一通の封筒に視線を移すと鈴の鳴るような響子さんの声が耳に響いた
「これ・・・・あたしと龍一さんの婚約式の招待状、瞳さんにも是非来て欲しくて今日は伺ったの」
婚約式・・・・?!え?思いもかけない言葉に思考がストップして固まるしかなかった