激愛
「んんんんっ・・・!!」




い、息が・・・!



苦しくて思わず龍さんの胸を叩く




それでも龍さんのキスは止まらなくて躰の奥の何かがじんわりととろけるように感じて・・・




ようやく気付いたのか弱々しく胸を叩くあたしからそっと唇を離す龍さん



「はあっ・・・・苦し「くくくっ鼻で息しろって言ってんだろ?馬鹿だな瞳は」



「だ、だって龍さんが突然・・・!」




「お前可愛すぎだろ?「ちょ・・・・ちょっとあんたたちいい加減にしなさいよ!」




響子さんの声が響き渡る・・・・そういえばまだ響子さんいたんだった!



じゃあ今までのこと全部見られてたってこと?ええええっ




は、恥ずかしすぎる・・・・・もう穴があったら入りたい



でもそんなあたしの思いとは裏腹に龍さんのキスは止まることはなく・・・・



額や頬に軽くキスを繰り返したかと思うと首筋にちくりと痛みが走りブラウスの中に手が入ってきた



「ちょ・・・ちょっと龍さん!や、やめ「やばい・・・止まんねえ、っうかいつまで見てんだよ?人様のイチャイチャ見ててそんなに面白れえか?」




「くっ・・・・」響子さんはそんなあたし達に呆れたのか脱兎の如く駆け出すとマンションを去って行くのが見えた




まさかこのことが響子さんの怒りに火を付けてしまっていたなんて・・・






予想もしない事件を引き起こすことになる引き金になるとはこの時のあたしは思ってもいなかった
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