激愛
「ひゃっ!な・・・なに?急に?」




「瞳は何でも自分で抱え込もうとする癖があるから躰に聞くことにする」




か・・・躰?躰って・・・・・ええええっ



まあ、いわゆるお姫様抱っこをされているあたし



軽々とあたしを抱きかかえて悠然と向かうのは龍さんの寝室




リビングに座ってお気に入りの熊さんのぬいぐるみと遊んでいた隼人はきょとんとしているし




こ・・・これは何かまずい展開だよね?




今現在土曜日の遅い朝御飯を終えたばかりの時間




こんな昼間っからそんな・・・・寝室に籠るってことは・・・・




色々な展開が予想されてあたしの脳内は破裂寸前




隼人も起きてる時間だしこれからお散歩にでも行こうかと思っていたのに・・・




ピンクな展開になるであろうと思うあたしは考えすぎ?



「ちょ・・・りゅ龍さん!ま・・・待って「待てねえ・・・・」」






ちゅっと言うリップ音と共に柔らかな感触の龍さんの唇が頬に触れた




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