激愛
「喜一か?なんだ・・・・あ?わかった、すぐ行く」




喜一君・・・?何か急用なのかな滅多に電話なんてかけてこないのに・・・・



険しい表情の龍さんに何か悪い予感しかない




あたしはざわざわする胸の中を悟られない様に平静を装った




「瞳、悪い・・・散歩一緒に行けなくなった」




「え?あっ何かあったの?」




「喜一から連絡あってまたメンバーの奴らが黒覆面の集団に襲われたらしい、状況を確認したいから俺・・・ちょっと行って来るわ」




「う・・・・うん気を付けてね」




メンバーが又襲われた・・・・こんなにも続くなんて一体どうすれば




何も出来ない自分が歯がゆくてきりりと唇を噛んだ




「心配すんな・・・・喜一なら心配いらねえ、あいつも俺と同じ総長候補だった男だそう簡単にやられたりしねえよ」




「え?総長候補?!」  「あいつの頭も金髪だろうが?今更驚くことかよ」




喜一君が総長候補・・・・なんで気が付かなかったんだろうそういえば彼も金髪だ
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