激愛

「やっと起きたんだ？気分はどう？」



ひとりの男がそんなことを言いながら入ってきてその後ろから背の高い数人の黒覆面の男達が入ってくる・・・・



一番最後に黒いサングラスをつけたひとりの女性



黒覆面の男達は両脇にさっと避けるとその女性はあたしへと向かってくる




鮮やかなブルーのワンピースを身にまとい入ってくる姿はまさに女王様




あれ？この人何処かで見たような・・・？




「矢追瞳さん、我が家の別荘にようこそ・・・・」




・・・・え？この声はもしや？




寝かせられているベットに近づくとその女性はあたしの顎を掴んで顔を近づける



にやりと口角を上げたかと思うと掛けていたサングラスをはずした





「・・・・・・！？」




驚きのあまり咄嗟に声が出てこない




だって目の前にいたのはあたしも知ってる人物だったから




「きょ・・・・響子さん？！」







彼女はあたしが驚いている姿が面白いのかくすりと笑みを浮かべた