激愛
「そんなに驚いた?ふっ・・・・じゃあもっと驚いてもらおうかしら?」




「きょ・・・響子さん一体どうしてこんなこと!?」




「どうして?決まってるじゃない!あなたが邪魔だからよ・・・・ねえそれよりもっと面白い意外な人物がここにいるんだけど誰だと思う?」




響子さんはくすりと笑みを浮かべると背後に居た男のひとりにちらりと視線を移す



金髪の髪の男は黒い覆面をしたままこちらを鋭い目つきで凝視している




あれ?あたし・・・・この瞳を何処かで見たような、一体何処でだろう




ああ、思い出せない!でもあれ?あのピアスは・・・・




「響子は相変わらずせっかちだね?もう種明かししちゃうんだ」




「だって・・・・驚いたまぬけな顏早く見たいじゃない?」




「だけどさあ・・・・「しっ!黙って覆面を取って見せてやってよ!」」




ふたりのやり取りを食い入るように見つめて気が付いたことがある



この男の声は聴き間違えるはずがない



いくら覆面をしていても変装していても声だけは変えようがないもの




「も、もしかして・・・・喜一・・・君?じゃないよね?」  「お~大正解・・・・!」





ふざけた調子で答える彼はそっと覆面をはずすとニッコリと微笑んだ




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