激愛
片付けている間はここの護衛の人達が隼人と遊んでくれてたりする



始めは警戒していた隼人も最近ではすっかり慣れてここの男達のいい遊び相手になってたり




今日は今日で人数も少ないせいか夕食も早く終わって護衛の人を数人残して今日は帰るみたいだ




これは逃げるのにちょうどいいかも・・・・




今日を逃すとあとは何時になるかわかんないよね




あたしは目線を移して一番若そうな男の子に声を掛けると一緒に遊んでいた隼人をそっと抱き上げた




「ごめんなさい・・・・いつも遊んでてもらっちゃって」



「いいんっすよ!隼人君可愛いし子供は大好きっすから~でもきょうはやけに早く片付けが終わりましたねえ」





「あっ・・・・うん!きょ・・・今日は人数が少ないし」



「そうっすよね~今日は響子お嬢さんの目出度い日だからみんなあっちに借りだされてるから仕様がないっすけどね」




「あ・・・・そ、そうなんだ」




目出度い日・・・・って言われてピンときた




やっぱり今日は婚約式・・・・心の中のざわざわが止まらなくて苦しさを増した
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