激愛
「瞳ちゃん・・・・やめてって言われて止める訳ないじゃん?こんな楽しい遊びを俺が止める訳がない」




「喜一君・・・・・」




あたしは何を言っても殴ることをやめようとしない男達を睨みつけることしか出来ない



無抵抗な龍さんは寄ってたかって殴られ続けている



一人の男はうずくまる龍さんに向かって思いっきり蹴りを入れると笑いながら再び蹴りを入れていた



「けっ・・・!神龍の総長さんもたかが女一人の為に情けねえこった」



「こいつを殺ったら俺たちの名前も一気に有名になるって!」




「じやあ手加減は出来ねえな~俺今日はちょっとむしゃくしゃしてたんだよねえ」




そんな男達は好き勝手言いたい放題、笑いながら殴りかかると龍さんは力なく倒れ込んだ



「りゅ・・・龍さん!」  「総長・・・!」




「お前ら手え出すんじゃねえ・・・・」



唇を切ったのか端々から血を流した龍さんはそう答えた



駄目だ・・・・このままじゃ龍さんが死んじゃう!




でも龍さんがこんな風に無抵抗なのは誰のせい?





そうだ・・・・・あたしのせいだ
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