激愛
第32章
龍一side
「一命は取り留めましたがまだ油断は出来ません、意識も戻るかどうか本人の生命力にかけるしか・・・」
瞳は喜一にナイフを突きつけられ俺たちは引くことも攻めることも出来ないままただ傍観するしかなかった
5~6人の黒づくめの集団に寄ってたかってやられる俺
そんな俺をどんな思いで見つめていたのか・・・・
あいつを追い詰めたのはこの俺
いとしい女、惚れた女をここまで追い詰めたのは他でもない俺
喜一の腕の中から真っ赤な血を流して崩れ落ちる瞳を見た時頭が真っ白になった
まさか突きつけられたナイフを自らの身に突きつけるとは思ってもいない
喜一は瞳のそんな行動に驚きを隠そうともせずにその場に立ち尽くしたままで・・・
俺は全身の力を振り絞って瞳の傍に駆け寄る
傷が深いのか腹から流れ出る血に慌ててそこらへんにあったシーツで腹部を押さえた
「瞳!!!死ぬんじゃねえぞ!お前なにやってんだよ馬鹿野郎・・・・・」
駆け寄る俺に周りの者も呆気に取られて右往左往、誰が呼んだのか遠くで救急車のサイレンの音が聞こえて・・・
その後、救急車で瞳と一緒に運ばれた俺は力なく手術室の前で医者の言葉を聞いていた
「一命は取り留めましたがまだ油断は出来ません、意識も戻るかどうか本人の生命力にかけるしか・・・」
瞳は喜一にナイフを突きつけられ俺たちは引くことも攻めることも出来ないままただ傍観するしかなかった
5~6人の黒づくめの集団に寄ってたかってやられる俺
そんな俺をどんな思いで見つめていたのか・・・・
あいつを追い詰めたのはこの俺
いとしい女、惚れた女をここまで追い詰めたのは他でもない俺
喜一の腕の中から真っ赤な血を流して崩れ落ちる瞳を見た時頭が真っ白になった
まさか突きつけられたナイフを自らの身に突きつけるとは思ってもいない
喜一は瞳のそんな行動に驚きを隠そうともせずにその場に立ち尽くしたままで・・・
俺は全身の力を振り絞って瞳の傍に駆け寄る
傷が深いのか腹から流れ出る血に慌ててそこらへんにあったシーツで腹部を押さえた
「瞳!!!死ぬんじゃねえぞ!お前なにやってんだよ馬鹿野郎・・・・・」
駆け寄る俺に周りの者も呆気に取られて右往左往、誰が呼んだのか遠くで救急車のサイレンの音が聞こえて・・・
その後、救急車で瞳と一緒に運ばれた俺は力なく手術室の前で医者の言葉を聞いていた