激愛
「早く退院して神龍のやつらに迷惑かけたぶん、メンバーに恩返ししねえと」



同じ病室の龍さんが繰り返し言うのはこの頃いつもこの言葉だったりする



その言葉と同じく繰り返し言うのが瞳のことは俺が守るって言葉




簡単なようだけど一番難しいかもしれない



だから瞳を守る為にも隠し事はすんな




何かと言うとその言葉を口にする



よほど龍さんを助ける為にあたしがとった行動が堪えたらしい



「身体がなまって仕様がねえ・・・・少し鍛えねえと」



って・・・・龍さんあなたも一応病人なんだけど！



そう思っているあたしの心配をよそに龍さんの回復力は目覚ましくお医者様も目を丸くする始末




「早く治さねえと病院じゃ瞳を抱くことも出来ねえ」



赤面するようなことを平気で語る龍さんを横目にあたしも順調に回復



龍さんのほうが一足早く退院出来そうでいよいよ龍さんの退院を翌日に控えたある日




その人は突然前触れもなく突然訪れた




聞くに聞けなくて・・・・でもどうなったんだろうって一番気になっていた人物





喜一君がふらっとひとりで病室に訪れたのだった




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