激愛
第33章
それは龍さんが退院後に走る神龍の暴走ルートの打ち合わせをする為にメンバーと病室を留守にしていた時だった
病院内のカフェで打ち合わせをしてくると言って龍さんが席をはずした直後病室のドアがノックされた
なんだろ・・・・誰かな?
もしかして桃ちゃん達?それとも隼人かな
来るときはメールするって言ってたけど・・・・
「はい・・・・どうぞ」
あたしの声が聞こえたはずなのになかなか開かないドアに疑問符が浮かぶ
だぶん時間にすれば2~3分だろうか
随分長い時間に思えたけれどドアがゆっくりと開いた
そこに立って居たのはなんだか憔悴しきった別人のような喜一君
俯き加減のままゆっくりと前を向くと病室に入ってくる
目を合わせようとはしないのか遠くのほうを見ながら傍に来る喜一君にあたしは思わず身構える
え・・・・どうしよう、どうすれば?!
無意識に自分の肩をぎゅっと掴んだあたしは喜一君のその後の予想外の行動に一瞬呆気に取られた
病院内のカフェで打ち合わせをしてくると言って龍さんが席をはずした直後病室のドアがノックされた
なんだろ・・・・誰かな?
もしかして桃ちゃん達?それとも隼人かな
来るときはメールするって言ってたけど・・・・
「はい・・・・どうぞ」
あたしの声が聞こえたはずなのになかなか開かないドアに疑問符が浮かぶ
だぶん時間にすれば2~3分だろうか
随分長い時間に思えたけれどドアがゆっくりと開いた
そこに立って居たのはなんだか憔悴しきった別人のような喜一君
俯き加減のままゆっくりと前を向くと病室に入ってくる
目を合わせようとはしないのか遠くのほうを見ながら傍に来る喜一君にあたしは思わず身構える
え・・・・どうしよう、どうすれば?!
無意識に自分の肩をぎゅっと掴んだあたしは喜一君のその後の予想外の行動に一瞬呆気に取られた