激愛
「き・・・喜一!!い・・・いや!死んじゃや・・・」



「・・・は?きょ・・・響子?!」




「響子さん?!」




よほど急いで来たんだろう息を切らして薄ら汗を浮かべてそこにいたのは紛れもないあの響子さん




いつもとは違うジーンズにTシャツ姿の響子さんの顔は化粧っ気はまるでなくてほぼすっぴん



それでも美人なことには変わりなくてジーンズ姿でもスタイルの良さが際立っている




っていうか・・・・そんなに慌ててどうしたんだろ?




なんか死ぬとかなんとかって言葉が聞こえたような?



喜一君も響子さんが来たのは予想外なのか目を丸くして驚いてるし・・・・




っていうかここにいるってことを響子さんに喜一くんは伝えて来たのかな




もし伝えてあるんだとしたらこんなに慌ててる響子さんっていったい・・・・




「あ・・・き、喜一・・・・あ、あんた身体は?身体はなんともないの?え?っていうかどういうことよ?あたしは・・・あたしは」




「ちょっと落ち着けよ!何言ってんだよ俺の身体がどうしたって言うんだよ」




「喜一の友達だって奴から突然連絡が来て・・・喜一が瀕死の重傷だって・・・それで慌ててきたんじゃないのよ!馬鹿ーーーー!」




そう一気に話終えると大粒の涙を浮かべて泣き出した響子さんにあたしと喜一君は呆気に取られていた
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