激愛
「申し遅れました、この方はshop安藤の社長である安藤美也子、わたくしは秘書の杉山と申します」




傍らの中年男がそう答える・・・・shop安藤と言えば最近急成長のネットスーパー



無農薬野菜や有機栽培の野菜にこだわりちょっと高いがここの野菜を食ったら他のは食えない
というほどおいしいと評判



他の食材もこだわったものが多いってそういえば瞳が言ってたな




妙なことを思い出して何故そのshop安藤の社長がここにいるのか首を傾げた




「そのshop安藤の社長さんが俺に何か用っすか?」




「あなたに大事な話があって来たの・・・・」




「大事な話・・・・?つうか俺の母親って女が来てるって聞いたんですけど実の母親はとっくに亡くなっててあ~あんた一体「・・・・ふっ、まだそんなことになってるのね」




・・・・・あ?そんなこと・・・?俺は聞き捨てならない言葉を聞き一瞬その場に固まる



そんなことになってるって言ったよな?じゃあもしかして・・・




「社長、ここで話すよりも場所を移したほうが「そうね、じゃあ案内してくれるかしら葛西龍一さん?」




「あ?あんたここが何処だと思ってんだ!部外者を!それも女を幹部室にほいほい入れる訳にはいかねえんだよ」




すると女は俺の目をちらりと見るとクスッと笑みを浮かべながら驚きの言葉を口にした





ねえ、瞳さんが何処にいるのか知りたくないの?




瞳と言うワードに体中に電流が走った瞬間だった



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