激愛

「こんにちわ・・・あなたが、矢追瞳さん？」




「あ・・・はいあなたは「私は森田陽子、葛西龍一の母ですと言ったらわかるかしら？」




えっ・・・・龍さんの母親？



じゃあこの人が再婚して出来た龍さんの新しいお母さんってこと？




でもなんで龍さんのお母さんがお見舞いに？




龍さんに聞いて来たのかな？でもなんだか・・・・あたしを見る目が冷ややかで冷たく感じる




食い入るように見つめる視線にいたたまれず目を逸らすと彼女が待っていたかのように口を開いた




「突然押しかけてごめんなさいね？でもちょっと大事な話かあるから直接お話ししたくて押しかけてしまったけどいいかしら？」




「あ・・・・はい、どうぞ・・・立って居るのもなんなんで座ってください！あっ、冷蔵庫に飲み物があるんですけど「結構よ・・・・あたくしも忙しいので」




龍さんの新しいお母さんは綺麗な赤いスーツに身を包んで肩まである巻き髪をかきあげるとおもむろに話を始めた




「・・・えっ、今なんて？」




「だから、龍一と別れてほしいの・・・・知ってるんでしょ？あたしが龍一のはじめての相手だってこと」





耳を疑うような彼女の言葉に息をするのも忘れて見つめていた