激愛
「はい・・・・ああ、お前か・・・・ああわかった」



龍さんはゆっくり起き上がると誰かと電話でお話し中



あれ?今まで気付かなかったけど龍さんってスマホじゃないんだ



まさかのガラケー!?そういえばあたしすっかり忘れてたけど龍さんのスマホ壊したままだった?




入学式の時そういえば激しくぶつかって・・・



記憶を辿りながら見つめていたあたしの視線に気づいた龍さん



その瞳にはぎらぎらとした情欲冷めやらぬって感じ



でもその後のスマホがどうなったのか知りたくって啄むようなキスをしてくる龍さんをかわしながらもあたしは尋ねた



だって・・・・気になって仕様がなかったから



気になりだすともう止まらない、嫌な性格かもしれないけど・・・これはこれでどうしようもないかも




あたしはシーツを引き寄せながら龍さんに聞いた



「あ・・・・壊れたまんま?!」



「今頃気付いた訳?俺はスマホとガラケー一台ずつ持っててあの時瞳に壊されてそのまんまだけど」



「ええっ、不便じゃなかった?「あ~瞳とはメールばっかだったろ?ラインは面倒くせえからやんねえし別に・・・」




「でも流石に不便だから時給からスマホの代金引いといた」





時給から引く?!聞きづてならない言葉が耳に入って来た
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