激愛
「もう行くぞ・・・・ここにもう用はねえ」
「総!いいのか?こんなふざけたことされて朱実に何か言うことはねえのかよ?」
俺の問いかけに入り口まで歩いていた総の足がぴたりと止まった
総は後ろを向いたままぽつりと話し出す
「もう・・・・俺の好きだった朱実は何処にもいない」
そう捨て台詞を吐くと黒陀の溜まり場を後にした
出て行くとき黒陀の雑魚と少々やりあったが全く相手になんねえし話にもなんねえ
後からわかったことだが黒陀は赤龍と神龍に奇襲をかけたらしいのだが人数の割に相手はたいしたことはなかったらしいのだ
薬なんかをやってるやつらだ、まあ神龍は少人数でも腕っぷしがいい奴等ばっかりだから被害は特になかったが・・・・
問題は総長である総一郎と・・・朱実が相手にしていた下っ端数十人
下の奴らはどんな理由があるにせよ総長の女に手を付けたんだから辞めてもらったが・・・
問題は総一郎のことだった・・・・あれからぱったりと溜まり場にも来なくなり学校にも姿を見せねえ
住んでるマンションにも帰った形跡がない・・・そんな総一郎は俺たちの前から姿を消し全く連絡が付かなくなった
何処だ・・・?何処に居る?あっ・・・まさか・・・・あそこか?
「喜一!急げ!仙台に行くぞ」 「は・・・?なんで仙台?ちょっと待てよ龍~」
この時の俺はまだ気付いてはいない、唯一無二の存在・・・瞳との出会いはすぐそこに迫っていた
「総!いいのか?こんなふざけたことされて朱実に何か言うことはねえのかよ?」
俺の問いかけに入り口まで歩いていた総の足がぴたりと止まった
総は後ろを向いたままぽつりと話し出す
「もう・・・・俺の好きだった朱実は何処にもいない」
そう捨て台詞を吐くと黒陀の溜まり場を後にした
出て行くとき黒陀の雑魚と少々やりあったが全く相手になんねえし話にもなんねえ
後からわかったことだが黒陀は赤龍と神龍に奇襲をかけたらしいのだが人数の割に相手はたいしたことはなかったらしいのだ
薬なんかをやってるやつらだ、まあ神龍は少人数でも腕っぷしがいい奴等ばっかりだから被害は特になかったが・・・・
問題は総長である総一郎と・・・朱実が相手にしていた下っ端数十人
下の奴らはどんな理由があるにせよ総長の女に手を付けたんだから辞めてもらったが・・・
問題は総一郎のことだった・・・・あれからぱったりと溜まり場にも来なくなり学校にも姿を見せねえ
住んでるマンションにも帰った形跡がない・・・そんな総一郎は俺たちの前から姿を消し全く連絡が付かなくなった
何処だ・・・?何処に居る?あっ・・・まさか・・・・あそこか?
「喜一!急げ!仙台に行くぞ」 「は・・・?なんで仙台?ちょっと待てよ龍~」
この時の俺はまだ気付いてはいない、唯一無二の存在・・・瞳との出会いはすぐそこに迫っていた