激愛
お前みてえな派手な女の代名詞みたいな女俺の好みじゃねえし・・・




逆に口説いて来たのはてめえだろうが!




朱実といいこの女といい・・・なんで周りにはこんなくそみてえな女ばっかりなんだよ



何故か目の前で抱き合う女が朱実と重なった・・・・



総は、あいつなりに朱実に本気だった、本気で守ろうとしていた



そんなあいつの気持ちをもて遊ぶなんてあいつが許しても俺は許せるほど人間が出来ていねえんだよ!




「おっさん!そんなにその女が大事なら鎖にでも繋いでたらどうだ?」




俺の言葉に反応した男がおれを食い入るように見つめ睨みつけた




「お前の女、俺を見るなり口説いてきたけど・・・・生憎誰にでも股開くような女俺、虫唾が走るほど嫌いなんだよね」




俺のその言葉が合図かであるかのようにその場で乱闘が始まった



さすが本職といおうか、こいつら手加減なしだ



俺が幾ら殴りかかっても右から左にパンチが繰り出される




男達が寄ってたかって蹴りを繰り出していると遠くから警察だという声が聞こえた




通行人の誰かが警察を呼んだらしい、それを合図に男達は蜘蛛の子を散らすように去って行った
< 83 / 538 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop