Last☆boy ~ある日突然の同居生活~
「そんな勇気ないよー」

「じゃあ、私が送ってあげる!」

「え?」


そう言って沙織ちゃんは私の携帯を取り上げた。

そしてすごい速さでお誘いメールを打っていく。


「ちょっと、沙織ちゃん!勝手に送らないでよー!」

そう言って沙織ちゃんに抱きついたけれど、もう遅かった。


もう既に送信ボタンが押されていた。



「美咲は決断力がなさすぎるのよ!」

ようやく、携帯を返してくれた沙織ちゃんは、何事もなかったかのように、席に戻っていった。



「もう!」


私にとっては大問題だ。

そのあと私は授業にこれっぽちも集中できなかった。
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