Last☆boy ~ある日突然の同居生活~
って、そんなこと思ってる場合じゃない!!


お母さんが家を出る時間。

それはすなわち
私の遅刻が決定したということ。


終わった……


今日は原先生担当の小テストがある日だ。
昨日、徹夜したのが逆にあだになったらしい。


そこで私は大きなため息を一つした。

それから、すぐに息を吸い込んで、
重い体をなんとか起こした。


間に合わないと分かると急にやる気がなくなってしまう。


いつもとは逆にまったく焦ることなく、
私は支度をすませた。


朝ごはんをしっかり、食べたのも本当に久しぶりだ。



濃いコーヒーも飲んで眠気をとろうとしだが、
結局、とれないまま。


私は目をこすりながら家を出た。



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