Last☆boy ~ある日突然の同居生活~
その人は北高の制服を来ていた。
ブレザーのエンブレムから判断して、
私と同級生だ。
私は電車にのると、さりげなく彼の隣に座った。
そして、さらに細かく観察する。
なんていうか、ドキドキする。
ずっと見ていたくなる。
この時間の電車に乗ったことはなかったけど
さすがに、これからも乗ることはないだろう。
だから、メアドをゲットするなら
今しかない!!
「あのー…」
彼からの返事はない。
さすがに知らない人に話しかけられたら、一度目は無視するかもしれない。
私はもう一度声をかけた。
「あのー、」
彼の顔をのぞきこむようにもう一度声をかけた。