Last☆boy ~ある日突然の同居生活~
「あの、西高がどうかしたんですか。」


「いや、知り合いがいるなーって」

「そうなんですか。」


知り合いが誰だか少し気になったけど、
さすがにそれを聞くのも失礼だ。


「あのー、」


「なに、やっぱり言いたいことあるの?」


「あ、えっと…れ、」

「れ?」




「連絡先…」

「あー、ん、いいけど?」


「え、教えてくれるんですか?」

「何だよ、そっちから言ったんじゃん」

彼がかすかに微笑む。

「ありがとうございます!」



彼の笑顔を見て私は自然と笑顔になってしまった。
< 7 / 30 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop