犯罪彼女




その夜、お風呂入ってもご飯食べてもイライラが止まらなかった


寝る前、ベッドでふと思いついたことがある


すーちゃんは刑事
だから忙しい 犯人は待ってくれない


すーちゃんが追いかけているのは私じゃない 犯罪者たちだ


なら、と考えた

私が犯罪者になれば、彼も私を見てくれるんじゃないか



この上なく素晴らしい発想に、口角が上がった
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