犯罪彼女
「私はこれから二度と、君と会う気はない」
だから最後に教えてあげる、と千葉は言った。俺の脳はついていけず、反論も出来ない。
「君達警察が探していた神様ってのは私だ。だから警察の見解は大正解だったわけだね。
そして私はこれから神様として生きることを決めたんだ。私みたいなのを尊敬してくれた舞島吾郎のおかげ。
私は犯罪者。そしてこれからも改める気はない。
君は警察。どう考えても相容れない存在だよね」
「お前が犯罪者だとか、どうでもいい。
俺はお前のそばにいたい」
事実だ。
俺の力を受け入れてくれるのが警察という仕事だったから就いただけ。
千葉と敵対するくらいなら辞める。