犯罪彼女
「なあ千葉」
「ん?」
「……明日、仕事か?」
「明日ねぇ。昼からあったかな」
「ふーん」
「なになにー? あ、もしかしてムラムラしてるの? 仕方ないよねぇ、私可愛いし。
私が男なら、私みたいな可愛い女の子、鎖つけて檻の中に閉じ込めて毎日を暮らすかな」
「女の子って年齢かよ」
「それは言っちゃだめだよ、すーちゃん。全女性に謝らなきゃならなくなる。
そもそも女の子はいくつになっても女の子なの。そういうもんなの」
楽しそうに話す千葉の話を聞きながら食べていると、いつの間にか鍋が空になっていた。