愛しい君へ
◇プロローグ◇
今、あなたと出会った
桜並木の下に居るよ?

君と誓った約束を守る為に
馬鹿みたいでしょ?
君が来るわけ無いのに?


頬を伝う涙
何故、涙が流れたのでしょうか?


君、が居ないからかな?
君がくれたヌクモリが忘れられないで居るせえかな?
君のくれた沢山の愛がまだ心のどこかで残ってるからかな?


ねぇ? お願い
戻って来てよ?
もぉ最後でいいから
あたしの大好きだった笑顔で微笑んでよ?
その口でまたあたしに『大好きだよ』って囁いてよ


君が居た時間。
君のクレタ沢山の愛。
君の言葉。
君の笑顔。


全部がまだ忘れられません。


ねぇ?
あの日。
あたしが別れ話を持ちかけていなかったら
未来は、変えられたのでしょうか?


『悠也……ごめん…ごめん…ね?』



今更、言ってももう遅いよね?
でもね?
これだけは、言える。



悠也に出会えて本当によかった。
悠也の笑顔に出会えてよかった。
いまは、そう思えるんだ?



君とであったのは、4年前の春のことだった。


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