キャッツテール
衝撃の3日前
「やっぱり、かっこいいなぁ…」
乾いた夏の風が室内へと入ってくる。
ジメジメしている空気が軽くなっていく気がする。
あたしは那智と窓を開け、そこから顔を覗かして、グラウンドを見下ろしている。
グラウンドでは学校祭準備を終えて部活をする野球部、サッカー部、陸上部がいる。
奥が野球部で、手前がサッカー部。
陸上部はテントを組み立てている。
那智は頬杖をつきながら、ある男の子だけを見ている。
「…でも今コケたよ?」
男の子というのは那智が1年の頃から付き合っている彼氏。
10月で1年記念だそう。
こんなリア充、うちの部活じゃ那智くらいだ。
乾いた夏の風が室内へと入ってくる。
ジメジメしている空気が軽くなっていく気がする。
あたしは那智と窓を開け、そこから顔を覗かして、グラウンドを見下ろしている。
グラウンドでは学校祭準備を終えて部活をする野球部、サッカー部、陸上部がいる。
奥が野球部で、手前がサッカー部。
陸上部はテントを組み立てている。
那智は頬杖をつきながら、ある男の子だけを見ている。
「…でも今コケたよ?」
男の子というのは那智が1年の頃から付き合っている彼氏。
10月で1年記念だそう。
こんなリア充、うちの部活じゃ那智くらいだ。
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