キャッツテール
「票を操作したとか…そんなことじゃないんですか!?」


「…美月…。票を操作って何か話が大事になってる…」


那智が呆れたように言う。


「だってあたしが清水大翔と付き合うわけないじゃん!!」


「…美月、落ち着け。とりあえず廊下出よう。みんなこっち見てる」


気付けば大声に近い声を出していたらしく。


那智に言われて見てみると、みんな不審そうにあたしを見ていた。


……あたしが悪いわけじゃないんですけど。


那智に腕を引っ張られ、音楽室前の廊下に出た。


廊下は室内と違って少し空気がひんやりしているように感じた。


人があんまりいないからかな?


人の熱って意外と暑いし。


…と、今はそんなこと考えている場合じゃなかった。


再びりさ先輩と向き合う。


あたしの隣には一応那智がついている。



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