【完】狼様の最愛。
xx.宣伝
次作「向こう側の白鳥。」
(※続編ではありません。)
先輩はいつも、
悲しい瞳で私を見てくる。
美術部 三年生
一ノ宮紫苑
[ - Shion Ichinomiya - ]
×
美術部 一年生
白鳥柚子
[ - Yuzu Shiratori - ]
先輩はいつも私を見てるから、
勘違いしたんだ、私…。
先輩が見てたのは、私じゃなかった。
「今すぐ紫苑から離れろ。
アイツは、お前を見てない。」
その時の私は、
その言葉の意味を、
理解していなかった。
私は先輩に溺れる。
深く、深く…。
先輩…私を見て……。
―――――
もし良ければ、
覗いてみて下さい!