ずっとあたしの心に
私は期待してたのかもしれない。
違うよ。石川のことなんか好きじゃないよ。
と言って欲しかったのかもしれない。
その日私は1人ベットの上で泣き崩れた。
やっぱり忘れられてないんだ。
忘れてたとしてもまた優花と話して恋しちゃったんだ。
そう思ったら涙が止まらなかった。
その一週間後。
私は風雅からの返信を待った。
いつ来るのか。
私はフラれてしまうのか。
そう思ってると着信音が鳴った。
風雅からのメールだ。
『明日ゆっくり話がしたい。俺の家来れる?自転車で駅まで迎えに行くよ。』
家?
ふるならもっと公園とか家の下とかだよね?
だから私はまた期待してしまった。
ふられないのかもしれない、と。