ずっとあたしの心に

可愛いあの子







長い長い授業も終わり、放課後になった。


よし…帰るか。

私は鞄を持ち学校を出た。




今日帰ったら何しよう。
もうすぐテストだしな~
勉強でもしようかな。




「なっちゃん……?ねぇ、なっちゃんだよね!?」


後ろから声がした。

あぁ…この声は…
なっちゃんと呼ぶ人も1人しかいない。



「優花……。」


そう、風雅の彼女である優花だ。




「やっぱり!なっちゃんだ!久しぶり~!!」

「久しぶり。」



ゆるく巻かれた長いツヤツヤな髪。
ぱっちりした目にぷっくりした口。
中学の時と変わらず可愛かった。
少し違うといったら化粧していることだ。



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