イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!

自分の部屋のベッドでまったりしていると、誰かによって扉が開かれた。


『ゆずちゃんっ。あ、あのさ。』

『綾斗君?どうしたの?』

『あのさっ。今日…一緒に寝ない…?』


一緒に寝るかぁ…。
誰かと一緒に寝るっていつぶりだろ…。

もう何年も誰とも寝てないなぁ…。

たまにあるよね…誰かに甘えたくて、一緒に寝たくなるのって…。



『うん。いいよ。』

『ほんとっ?やったー♪』



本当に…愛嬌ある笑顔だな…。
ルンルンな綾斗君は私の手を握った。


『じゃぁ、行こっ♪』

『え?あ…うんっ…』


綾斗君に軽く引っ張られながら、私は部屋を出た。






…そう言えば、皆のお部屋って…まだ把握してないや。


私の部屋は、一番奥で、その隣が拓斗君か…。

その隣は、優斗君。


階段を上がってすぐ目の前が綾斗君の部屋って事か。


『俺の部屋ここー♪ゆずちゃんっ。
どーぞ入って、入って♪』


へぇ…。
綾斗君ってちゃんとしてるんだな…。

男の子って、もっとこう……雑って言うか…。


だけど、ちゃんといろんなものが整理されていて。


男の子の部屋入るのって初めてだなぁ~。


『失礼しまーす。』


すると、

小さく呟きながら部屋の中へ入る私の腕を誰かが引っ張って阻止した。

……綾斗君かな…。








『お前、何ちゃっかり男部屋入ろうとしてんの?バカ?』








だけど、想像していたあの明るい声とは反対の声が後ろから聞こえてきた。。

冷たく言い放つ感じ……。




……多分……きっと…。







< 10 / 187 >

この作品をシェア

pagetop