イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
廊下にいる男女の皆さんは、抱えられてる私を不思議そうに見る。
「たっ拓斗君…!!おろしてっ……!!」
恥ずかしいよ…!!
皆からの視線が恥ずかしく、おろすよう私はジタバタ暴れた。
「それは無理なお願いだな。おろしてもどうせ一人で歩けねぇだろ。」
「けどっ…!!」
「つべこべ言わず素直に抱えられとけ。
まだ何か言うんだったら暴れられないように縛ってやるけど。」
「すみません…。」
……し、縛るとかっ…。
それは鬼畜すぎるよぉ…拓斗君……。
「でも、ゆずちゃんだいぶ腫れてるね。何で階段から落ちちゃったの?」
「うん……多分…誰かにぶつかったせいだと…。」
「多分って…。」
多分…誰かにぶつかったんだと思う…。
でも、それにしてもぶつかったとか…そんな感じじゃなかったような…。
……後ろには押したような人は誰も居なかったから…ぶつかったとしか考えられないし…。