イケメン三兄弟と同居する事になっちゃった?!
○綾斗君、どうしたんですか?
「……何て容赦のない…。」
吐き気に苦しみながらたどり着いた場所は2年A組のクラス。
拓斗君が言ってたっけ?ジェスチャーゲーム…とか何とか。
「これで全問正解したら次のステージ進めるらしいぜ?」
「そうなんだ。なら全問正解目指さないとね。」
二人はなぜにそんな熱くなるのやら。
私ラーメンでもういっぱいいっぱい…。
ゲームしようって感覚はラーメンの所で置き忘れてきたよ。
***
「全ステージクリアだね。」
結果は全ステージクリア。
二人の連携プレーで15分も余裕を持たせて全てのステージをクリア出来た。
「クリアおめでとうございまーす!!
商品はこのハートのネックレスです!!
彼女さんにこのハートのネックレスを彼氏さんが付けてあげてください!!」
……え?
そもそもカップルがやるゲームだったわけ?
「だってさ、ゆず。」
「ゆずちゃんおいで。付けてあげる。」
二人に促され、私は彼らの前に立った。
……ネックレス付けてもらうなんて初めて何だけど…。
首に付けられたネックレスは、キラキラと綺麗に輝く。
……素直に嬉しい…。
「ありがとう。」
「買ってやりたかったけどな。」
「でもゲームも楽しめるし一石二鳥でしょ?」
ラーメンはキツかったけど、凄く楽しかった。
楽しませてくれた二人に感謝してる。